【古リモージュ】コーヒーポット「ラ・フルール・ブル／青い花」

リモージュ
オールドリモージュ
J.P.L(JeanPouyatLimoges)
1890年～1930年頃




プーヤはリモージュの名窯として広く知られています。

古（いにしえ）のリモージュにおける勢力図は、プーヤに関連するグループだけを見ても、大が小を吸収しつつ慌ただしい変遷を見せます。

まず「Bawo＆Dotter」社は、1870年代にリモージュに「EliteWorks」という会社を立ち上げます。

第一次大戦後になりますと、「WilliamGuerin」社を買収しますが、ウィリアム・ゲランはJPL（JeanPouyatLimoges）を既に買収していましたので、「Guerin-Pouyat-Elite」という一大グループが出来上がりました。

ゲラン、プーヤ、エリートは、繊細でお洒落、かつ高級な食器を少数制作しますが、時代の趨勢には逆らえず、やがて、人々の求める安価な食器を大量生産する企業の台頭により、閉窯の日を迎えることとなります。




柔らかく、優しく。
清楚な印象のポットです。

プーヤは1890年頃に創業し1930年代初めには廃業しましたので、このポットの年齢は推して知るべしでしょう。


口の端に窯傷があります。また、金彩に多少の薄れもありますが、まだまだ気持ち良くお使い頂けるものと思います。




梅雨の季節も爽やかに。
ご検討頂けましたら幸いです。

（御参考）
横幅：約14.0cm
高さ：約22.5cm




アビランド、セーブル、ジアンなどをお好みの方だけでなく、ミントン、ウェッジウッド、ロイヤルウースター、ロイヤルドルトン、ハマースレイ、エィンズレイ、コウルドンなどの英国食器を御愛用の方にも。