Siemens 傑作アルニコビンテージフルレンジシステム_高音質・高能率 ペアその他

工房製作品
【1】概要：
・1962年に製作されたSiemensの高級コンソール使用されていたユニットを後面部分開放型エンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
・SiemensはKlangfilm業務用システムが著名ですが、並行して家庭向けの様々な製品を制作販売していました。
・60年以上前に制作された家庭用音響機器に使用されていたものにもかかわらず、現時点においても良好なサウンドを奏でます。
・この時代スピーカーは能率が非常に高い反面、それにより相対的に低域が出難い傾向があります。
・このシステムに対しては当工房が独自に開発したPHST（PassiveHyperServo技術)を採用したことにより低音の増強と高音のクリアさを実現しています。
・PHSTにつき下記に簡単な解説を書きました。
http://geo80002002.livedoor.blog/archives/34951517.html
・1950～80年代のJAZZ,クラシックの愛好家に強くお勧めいたします。

【2】ユニット、システム仕様：
・口径：155×260mm
・コーン：超軽量
・マグネット：つぼ型アルニコ
・エッジ：フィックスド
・インピーダンス：4Ω
・状態：片側のエッジに裏側から小さな補修跡があるほかは大きなダメージはありません。

【3】エンクロージャー：
・型式：後面部分開放型
・サイズ：幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行22.5cm
・材質：天地側面は25mm厚のスプルース集成材、バッフル、裏板はMDFです。
・スプルースは楽器に使用される響きが優れた板材です。
・外装：ダークウォールナットオイル

【4】音質
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・ソニースティットのROOST盤を試聴しました。
・アルトサックスが前面に出てハードバップの神髄が聴けました。
・フィリックス・アーヨ＋イ・ムジチの「四季」を試聴しました。
・バイオリン、チェロなどの倍音がきれいに再生されます。
・ホールの大きさがうまく再生されていると思います。

【5】その他
・スタンドは含みません。
・ご希望があれば拙著「究極の音」を同梱いたします。
・ブログhttp://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_347256.html