山下八百子作　綾織黄八丈単衣着物着物

黄八丈は、孤島で自生した植物で染色し、手織りで織るという限られた条件の中で織られ、3つの色の構成で彩色印象を表現する織物です。山下八百子さんの黄八丈は“黄八丈”の中でも最高級品とされ、他の“黄八丈”に比べ生地がしなやかで、上品な光沢があります。この織物は、コブナグサの染料で染めた黄色の綾織りです。山下八百子さんは、1986年に東京都指定無形文化財技術保持者になられています。

この着物は母から譲られて仕立て直しました。母も私もほとんど着用していませんので、生地は大変良い状態です。母が小柄で身丈が足りませんでしたので他の黄八丈の生地を7cm足しています。おはしょりの中に隠れますので外からは分かりませんが、気になる方は取っても良いかと思います。希少な極上の逸品になりますが、そのような訳でお安く出品致します。お探しだった方はこの機会にいかがでしょうか？

サイズ：身丈(背から)161、裄丈68.2、
袖幅35.2、袖丈49.2、前幅26.1、後幅28.0cm
＊残布、証紙等はございません。

黄八丈でも縞模様ですとお洒落着ですが、綾模様は色無地や訪問着に準じる格式がありますので、改まった場所にもお召し頂けます。独特の光沢で存在感を放つ美しい逸品です。また、深い黄金色は包容力があり色々な帯合わせも楽しめます。織の帯はもちろんのこと、友禅の染め帯、工芸的な紅型や型絵染、更紗の帯など色々と合わせていただけます。