将棋盤駒セット　松寿作　本榧20号脚付き　山一作　黄楊黒彫玉将に山一の銘が記されています

松寿作の脚付き将棋盤と山一作の将棋駒のセットです。
私が長年使用したもので、駒は比較的美品ですが盤にはカドや側面にケズレやキズ、ヘコミがあります。
ご了承の上、ご検討ください。

盤は本榧の天面が板目で木裏です。
かなり赤味が強く、もしかしたら日向榧かもしれませんが約束はできません。
確か34年前になる購入時のことを、ハッキリ憶えていないので。
柾目より板目のほうが好みで選んだことは記憶していますが。
本漆太刀目盛だったような記憶も薄っすらあります。
正直に言うと、将棋盤がズラリと並ぶ専門店の雰囲気に舞い上がってしまい、店主の説明をちゃんと聞いていなかったのです。
縦1尺2寸、横1尺1寸、厚2寸です。
くり脚は3寸2分で溝なし。
現代風に直すと、縦36cm、横33cm、厚5.8cm、脚長9.7cm、全高155cmです。
盤裏にヘソのない木表板目そのままの品です。

駒はシャム黄楊材で書体は黒彫の手彫、余り歩が1枚付属します。
駒箱は桐材です。
玉将に山一の銘が記されています。
錦旗や水無瀬、菱湖でも買えたのですが敢えてシンプルな黒彫を選んだのだったような。
ただ、これが対局相手には不評で、成ると例えば桂と香の見分けがつかない等と文句を言う方もいました。
なので遠慮なく全駒しました。

ここからは酔いどれの戯言として読んで下さい。
信じなくても構いませんよ。
私は将棋を指している時、突然何十手も先の「詰みの形」が視えることがあるのです。
これは読んでいるのではなく、勝手に脳内にバンと浮かびます。
そしてそれが視えた時は必ずその形で詰みます。
相手が元奨だろうが100％私の勝ちになるのです。

この力は自分でも不思議で、オカルト的なので大っぴらには語れません。
ただ、25年程前に羽生さんと2人で話した時に能力を打ち明け「羽生さんもあるんじゃないですか？」と訊いたら「まあ、ありますよね。ははは」と言っていたので、当時の将世で羽生さんがインタビューに答えた「自分だけの秘密の力」は同じものだと思います。
そして多分、聡太さんにもあるんじゃないかな。

将棋を選ぶ『掴める人』は175番の後、307番まで年数が掛かった訳です。
その前はというとプロには見当たらず、小池重明がそうだったとは思いますが彼はプロを選べませんでした。

BGMはチバユウスケ「GetUpLucy」です。