芝浦マツダ工業(現東芝) 電気式時計　昭和10年代時打ち機能は元々ありません

昭和10年代に芝浦マツダ工業が製造した
とてもコンパクト(直径20cm)な丸型
電気時計(100ボルト)です。
芝浦マツダ工業は芝浦製作所と東京電気が
出資して設立した会社で、昭和14年(1939年)
に両者が合併し、「東京芝浦電気（現東芝）」と
なるまでの数年間だけ存在した会社です。

昭和初期、電気供給の不安定さから
停電が頻繁に発生していたことで
電気時計は普及せず、
その後、昭和7年周波数が東日本50Hz、
西日本60Hzに統一されたことで
電気時計が徐々に普及し始めた頃の
時計で、100年以上時を刻んでいます。
今もとても正確に時を刻んでおり
60Hz用のため西日本地区での使用が
可能です。

文字盤の小窓は停電やコンセントを
抜いた場合に赤色に変わり、
通電し、時間の調整後
小窓は白色に変わる仕組みです。

本体はスチール製、
文字盤はおそらくセルロイド、
蓋は局面ガラスを使用しており、
秒針はスイープタイプです。
電気コードの長さは約2.5m、
布巻きコードと昔のコンセントに
交換済み。
時打ち機能は元々ありません。
電池交換の必要もなく、
「チクタク音」も全くしませんので
店舗や寝室等での使用が可能です。


◯ケース、ガラスはクリーニング済み。
◯各パーツを取り外し、クリーニング済み。
◯ムーブメント(機械)はクリーニング、
　注油済み。
◯欠損していた布コードとコンセントは
　新品に交換済み。
◯サイズ　直径約20㎝　奥行8㎝

・経年劣化による打ちキズ、汚れ等あります。
・あくまでも稼働するアンテイーク品であることを
　ご了解ください。
・未使用の段ボール箱に梱包し、発送します。