自然光掌虫入り ビルマ琥珀 白亜紀固有科 Stigmaphronidae 蜂 バーマイト
約1億年前(98.89+/-0.62 Ma)に起源をもつ、恐竜時代のビルマ琥珀(バーマイト)の虫入りです。
科レベルで白亜紀固有の蜂としてごく少数のものが知られています。Stigmaphronidae もその1つで、白亜紀シベリアおよびモンゴルの岩石化石から知られる位置不明の1属を除くと、いずれも白亜紀の琥珀からしか見つかっていません。つまりレバノン、スペイン、シベリア、アラスカ、カナダ、北米ニュージャージー、ビルマ琥珀から都合7属が知られています。同様に白亜紀の指標タクソンである Serphitidaeに関してはビルマ琥珀産を何度か出品していますが、Stigmaphronidae の出品は今回が初めてです。2009年に創設された Burmaphron 属ではないかと思います。
(数万年を超える)琥珀の年代については琥珀を直接分析することで推定する実際的な方法が存在せず、層序による推定は琥珀のような軽いものでは容易にそして大規模に再堆積しうるためミスリードが起こり得ます(実際、ビルマ琥珀も後の観点から当初は第三紀起源と推定されていました)。そのため内包物として含まれる生物の素性それ自体が(大雑把ですが)時代推定の重要な鍵となる現状があります。こうした地質区分の指標となるようなタクソンは世界的に分布していた必要があるため現状の琥珀研究の進度では稀少な存在です。蜂屋はもとより、上述のような地質学の観点からも興味深く、学術上の重要タクソンに興味のある方にお勧めします。
ビルマ琥珀の寄生蜂は種類を問わなければ普通ですが、そのような状況でこの科の蜂を見るのは初めてです。かなり珍しいことが示唆されます。
黄色透明の琥珀で、当時の砂も無数に含まれています。その意味は、この琥珀が河川など水域近くに由来する樹液であることと、この蜂がそのような森林環境に生息していたことを示唆しています。またビルマ琥珀にしか事実上見られない二枚貝類の穿孔痕も、琥珀産地の証拠です。
琥珀の大きさ:16.6x14x3.2mm
#8128
画像1:砂(左上)、自然光での蛍光(左下)、左側面(右)
画像2~3:左側面
画像4:右側面
画像5:砂
画像6:自然光・白背景
画像7:透過光
画像8:自然光・掌
画像9:自然光・白タイル背景
画像10:自然光・黒背景での蛍光
画像11:UVライト照射時の蛍光
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迅速及び親切な対応をありがとうございました。また機会がありましたら利用させて頂きたいと思います。2024-08-07 18:23:00 +0900 JSTby bur*****さん -
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