昭和初期のボンボン時計（アンティーク）美術品・アンティーク・コレクション

昭和初期のボンボン時計（アンティーク）美術品・アンティーク・コレクション

オーク製の戦前の箱型振り子時計です。
名古屋の旧家で長い間、時を刻み続けましたが、住まっておられた方の遺品整理で、5年ほど前、市場に出て来ました。

長らく出品者の居間で大事に使ってきましたが、いかんせん、90年以上前のアンティークですので、内蔵のゼンマイ機構にガタがきていました。とはいえ、外観は素晴らしい風格を維持しているので、思い切って、ゼンマイを取り外し（写真11を参照してください）、東急ハンズで買ったD IYクォーツ発振時計キットに付け替えました。

その結果、実用と美しさを兼ね備えた、アンティーク振り子時計として甦らせることができました。

扉には切子硝子、（写真8を参照、昔のまま）が嵌め込まれ、両側面に丸い覗き穴（写真15・16を参照）があります。前面には細かな彫琢（写真5・6・7）が施されています。

内蔵のクォーツ発振時計は「振り子時計仕様」ですので、もちろん左右に振れますが、壁への設置の仕方によっては止まってしまうこともあります。ただ、それでも長針・短針・秒針が止まることはなく、正確に時を刻み続けます。

D IYキットの換えの長針・短針・秒針（写真17を参照）をおつけします。また、ゼンマイ機構のネジ巻き、（写真10を参照）、取り出したゼンマイ機構（写真11を参照）.キットの一部の振り子（チャチイです）も同包します。

無垢のオーク材からなる昭和初期の振り子時計は、いまやたいへん希少です。ましてや、内部が改められ、実用にも耐えるアンティークは「お買い得」と言ってよいと思います。

有縁の方にお譲りし、大切に使っていただきたいです。

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