55E初期 ジョンロブ john lobb ボノーラ フィリップ philip 470

55E初期 ジョンロブ john lobb ボノーラ フィリップ philip 470

ジョンロブが既成靴を展開し始めた初期の頃、通常ラインとは別に、最高級ラインであるトップレンジモデルがありました。PHILIP、MATTA、EDELINE、DODEROの４モデルが存在したそうですが、これが現在のプレステージラインの源流となります。

トップレンジモデルは、１人の職人が釣り込みもすくい縫いも全て手作業で仕上げるなど高度な技術に定評のあったボノーラが製作を請負いました。今でこそシームレスヒールの靴はよく見かけますが、当時はボノーラのお家芸だったとか。

また、こちらの靴は、前半分がハンドソーンで、土踏まず部分は、極限まで薄く仕上げるためマッケイ縫いが施されています。現行の細身のジョンロブとは違い、クラシコイタリアの雰囲気を併せ持った丸みと抑揚のある美しいシルエットです。

アッパーもとてつもなく艶々で、デュプイの最高級の等級が使われているのではないでしょうか。ビスポークシューメーカーさんが、こぞってビンテージ物のデュプイを探されているのも納得です。

こちらの靴は、現行のジョンロブとは全く違う趣向のものです。2466ラストや8695ラストなどの初期のジョンロブがお好きな方に是非お譲りしたいです。

前半分には、偶然にもあの伝説のフィリップス スペシャルのラバーが付いています。実用性は十分ですが、アッパーにはクラックの予備軍のようなシワ？カサカサ？がありましたので、クリームを落として見ましたら、逆にスッキリして緩和されたように見えます。
しかし、ガシガシ履くのはオススメしません。なんと言っても４０年以上前の靴ですので、是非大事にして頂きたいです。

【サイズ：5.5 E】
【寸　法：27.0×9.8】
【ラスト：470】
【モデル：フィリップ philip】

シューツリーは他の靴の物です。付属しません。

55E初期 ジョンロブ john lobb ボノーラ フィリップ philip 470