杉渓六橋自筆　七言絶句書掛軸（共箱）床の間

杉渓六橋自筆　七言絶句書掛軸（共箱）床の間

書（漢詩）のお好きな方にお譲り出来たらと思い出品致しました。
「三官国濶壮吟懐与我逍　色有寶釵野入大仙山庵　襄雲来雲去四時佳　三官国題望　六橋漁者」＊読み方の間違えはご容赦くださいませ。

箱表は『三官国七絶帋本條幅』、箱裏は『六橋漁者并題画』と共箱になっております。
紙本、木製軸。目立つシミや折れはなく最高の状態です。

落款「六橋漁者」の下に朱印譜が捺されています。

長さ175.5㎝　幅(表装込)68㎝

【参考文献】
大日本書画名家大鑑　第一書房
美術家名鑑　美術倶楽部

▢杉渓六橋（すぎたにろっきょう）
慶応元年(1865)～昭和19年(1944)
書。画。正二位伯爵山科言縄の三男、京都生。名は言長、士久、六橋などと号した。３歳の時奈良興福寺に入って出家したが、４歳の時に還俗し５歳の時から杉渓と名のる。20歳の時男爵を授けられ、26歳のときから貴族院議員となり30余年就任した。漢学を北村竜象・草場船山につき、詩を林雙橋・神田香巌に学び、画を重春塘に習った。書は遠山盧山・北村龍象・小林卓斎らに学ぶ一方、貫名菘翁に私淑し、風韻に富んだ行書を能くした。華族の中でも屈指の文人として知られる。

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