キッチン・食器昭和レトロ　ナショナル製　自動ポット

キッチン・食器昭和レトロ　ナショナル製　自動ポット

「卓上の小さな働き者」
松下電器産業株式会社（現パナソニック）製の自動ポット（NC-33）ピンクと白のお洒落なツートンカラー。450CC、いわゆる、湯沸かし器
です。昭和30年代の製品です。閉店したパナショップのデッドストック。したがって古色を帯びてはいますが、れっきとした新品です。

仕様は現代の湯沸かし器と基本的に変わりません。本体下部に丸い把手の温度調節表示があり、高・中・低の目盛りをスライドさせます。当時の最新機能だったサーモスタット付き。すなわち、自動ポットという製品名の由来です。

一度だけ動作確認のためにお湯を沸かしてみました。風炉のようなよい音をたてて、瞬く間に熱湯ができました。

デッドストック製品ですので、外箱、説明書、値札、検査票がついています。なかでも、値札には懐かしいナショナル坊やが描かれており、希少です。1780円という価格は、当時の物価に照らすと、決して安くないでしょう。たとえば1960年（昭和35年）の平均初任給は約1万3000円でした。新婚家庭には高嶺の花だったことでしょう。

今も使える半世紀前のレトロ家電です。

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