岳陽楼記　范仲淹の岳陽楼記北宋の范仲淹

岳陽楼記　范仲淹の岳陽楼記北宋の范仲淹

岳陽楼記　范仲淹の岳陽楼記

　予觀夫巴陵勝狀、在洞庭一湖。

　銜遠山、吞長江、浩浩湯湯、橫無際涯。

　朝暉夕陰、氣象萬千。

　此則岳陽樓之大觀也。前人之述備矣。

　然則北通巫峽、南極瀟湘、遷客騷人、多會於此。

　覽物之情、得無異乎。

也 、前 人 之
述 備 矣、 然
模樣は千差萬別であるが、此れこそ岳陽樓の大見立て
氣 象 萬 千、 此 則
岳 陽 樓 之
シヤウ ニ シ ガイ キ
クハ
山を 銜 へ込み、長江を呑み入れ、浩浩と溢れんばかりに、
記しくれとの依賴を受けた、
訓義 〔舊制〕以前の模樣、〔屬〕屬託の略、
言ふ、
ハル ラバ
ゞある、但し此の景色に就いては古人の文字が十分備
なる貌、湯湯は波動く貌、〔橫無際涯〕廣がつて限界な
く、岸邊なし、〔朝暉夕陰〕朝日の影、夕方の曇、〔氣
レチ
湯 湯、 橫 無 際 涯 、朝 暉 夕 陰 、
二一
ニフクミ ヲミ ヲカウ
一 湖 、 銜 遠 山、 呑 長 江、 浩 浩
一二一二一
改良する所があつた、それから樓の上に唐の賢人、竝
に現代人の詩や賦を雕刻し、文章を作つて修繕の事を
講述 そこで重ねて岳陽樓を修繕して、以前の模樣を
予 觀 夫 巴 陵 勝 狀、 在 洞 庭
二一二
全く洞庭と云ふ一つの湖水に在り、此の湖水は遠き山
ルニノ

#北宋の范仲淹(はんちゅうえん)が書いた散文の書

岳陽楼記　范仲淹の岳陽楼記北宋の范仲淹